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支持力性状評価概要
鉄道構造物の設計諸元
(1) 適用範囲
鋼管径 | φ400以下 |
---|---|
拡翼径 | 杭径Dpの2.25倍以下 |
適用地盤(先端地盤) | 砂質・礫質/粘土質 |
設計根入れ長 | 杭径Dp |
(2) 杭先端の鉛直地盤反力係数 (押込み側と引抜き側)
杭先端の鉛直地盤反力係数(ktv)押込み側 | ktv=5.0ρgkEdD-3/4 |
---|---|
杭先端の鉛直地盤反力係数(ktv)引抜き側 | ktv=2.5ρgkEdD-3/4 |
ここに、
- ktv杭先端の鉛直地盤反力係数 (kN/m3)
- ρgk地盤反力係数に関する地盤修正係数
(短期:変動作用,偶発作用)ρgk=1.0
(長期:永久作用) ρgk=0.5 - Ed地盤の変形係数の設計用値
(砂質土)Ed=2000N kN/㎡
(粘性土)Ed=4000N kN/㎡ - Dw拡翼外径 (m)
(3) 基準先端支持力
基準先端支持力(Rtk) | Rtk= qtk At |
---|---|
基準先端支持力度(qtk) | qtk=100N ≦6000 kN/m2 (N≦60) |
先端のN 値の算出方法 | 杭先端から上方 1Dw,下方 3Dw の区間の平均N 値 |
ここに、
- Rtk杭の基準先端支持力 (kN)
- Atk杭先端の抵抗面積 (㎡)
- qtk基準先端支持力度 (kN/㎡)
(4) 基礎先端引抜き抵抗力
基礎先端引抜き抵抗力(Ruk) | Ruk=π・Dw(Σγi・li+γ・H/2)・H・β・tanφ |
---|
ここに、
- Ruk先端羽根部の基準先端引抜き抵抗力 (kN)
- Dw杭先端羽根部の外径 (m)
- γi支持層より上面で地表面からi番目の土の有効単位体積重量 (kN/m3)
- li支持層より上面で地表面からi番目の層の厚さ (m)
- β引抜き係数、せん断破壊面の係数を表し、せん断破壊域の広がる範囲の内部摩擦角φに応じて表1の値を適用する
- φ せん断破壊域の拡がる範囲の内部摩擦角 (度)
φ=1.85(N/(σv’/100+0.7))0.6+26 σv’:有効上載圧 - Hせん断破壊域の広がる高さで支持層への根入れ長(上限値はDw)とする。(支持層への根入れ長 Dp~Dw)
- γ支持層の土の有効単位体積重量 (kN/m3)
内部摩擦 角φ(度) |
引抜き 係数 β |
内部摩擦 角φ(度) |
引抜き 係数 β |
---|---|---|---|
30 | 1.48 | 38 | 2.89 |
31 | 1.61 | 39 | 3.14 |
32 | 1.75 | 40 | 3.38 |
33 | 1.89 | 41 | 3.77 |
34 | 2.02 | 42 | 4.16 |
35 | 2.16 | 43 | 4.55 |
36 | 2.40 | 44 | 4.93 |
36 | 2.40 | 44 | 4.93 |
37 | 2.65 | 45以上 | 5.30 |
(5) 基準周面支持力
基準周面支持力(Rfk) 押込み側 |
Rfk=γfk UΔℓ |
---|---|
基準周面支持力(Rfk) 引抜き側 |
Rfk=0.7γfk UΔℓ |
基準周面支持力度(γfk) 押込み側 引抜き側 |
γfk=2.5N ≦100 kN/m2 (砂質土、礫質土) γfk=5 N ≦100 kN/m2 (粘性土) γfk=0.3C ≦100 kN/m2 (粘性土) |
ここに、
- Rfk基準周面支持力 (kN)
- γfk基準周面支持力度 (kN/m2)
- U杭の周長 (m)
- Δℓ基準周面支持力を算定する区間の長さ (m)
- C粘着力 (kN/m2)